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The two drops of oil

本と語学とアニメと映画、時々旅行。他にもいろいろ普段人前でしゃべり足りないことを書いてます(´-`*)

ストーカー被害から被害者を守ることの難しさ

悲しい事件が起きてしまいました。

www3.nhk.or.jp

今回の件は“アイドルがファンに刺された”という題目で、一種特殊な注目を集めているように思います。

ネットを見ていて、大半は被害者の方を擁護する言葉を述べていらっしゃいますが、中には「目立つようなことをしているのだから目をつけられやすいのは当然」というような意見もありました。

この手の事件というのは、法制度云々もありますが、それよりも加害者側の決意というのが本当に我々の想像を超えてしまっているということもあり、被害者を守るということが、本当に難しいと思います。

また、ストーカー被害なども、最近は理解も進んできたように思いますが、

それでもまだ、「被害者にも隙がある」とか、「曖昧な態度が誘発するものだ」と、

被害者の側の責任を問うような言論もあるにはある。

ですが。どんなに気を付けていようとも、社会の中で普通に、人と関わって生きていれば、やっぱり、どんな人でも、巻き込まれてしまう時は巻き込まれてしまう。

 

私は新卒で入った会社で、個人宅を回り、金融商品を販売する仕事をしていました。

ノルマは厳しく、長時間残業や休日出勤なども多かったですが、仕事自体は、学ぶことも多く、やりがいもあったと思っています。

ですが、たまたま、担当を受け持ったお客さんの中に、お断りしても、何度も食事に誘って来る方がいました。毅然とした態度で接すると言っても相手がお客様である以上、限度があります。

「客商売なんだからそのくらいしないと。」

「会社で禁止されています。」

「前任の人は普通に行ってたよ。」(前任者退職しており確認取れず)

「…申し訳ありません。」

そんなようなやり取りを何度したかわかりません。

プライベートの連絡先も教えられませんと言ったらやっぱり「客を大事にしない」くらいのことは言われました。

詳しくは書きませんが、二人でご自宅にいる間の会話も、脅すような言葉や男女が交わす言葉として適切でない話題なども多く、正直怖かったです。

できるだけ距離を置こうと思っても、「保有している金融商品のことで相談がある。来店はできないから自宅まで来てくれ」と言われたら職業上断ればまた問題が出てきます。

さすがに不安を感じたので、まずは親しくしている先輩の女性社員に相談。ここまで露骨ではないものの似たケースはあったから、と心配して訪問に同行してくれたこともあったのですが、毎回そうする訳にもいきません。段々エスカレートしてきた客の振る舞いに限界を覚えたので、上司に相談したところ、言われた言葉が、

「●●さん(相談していた先輩。美人!)とかならわかるけどさぁ。よりによって貴方が?(嘲笑)あなたに隙があるか態度に問題あるんじゃないの?」

私「…。」

結局、担当を男性社員に変えるという形で対応はしてもらえたのですが、

その一件がどうやら社内で知られてしまったらしく、それから一部の上司と心無い社員によって色々…まぁ書きませんが色々言われ…、退社を決意するまでに本当にいろいろあったのですが、結局その会社を辞めました。

会社のイメージ自体はとても良い、いわゆる有名企業だったので、身内からも一斉に攻撃されて、精神的にもかなり参りました。休職とか転勤を待つという手もあったのかもしれませんが、当時は家族間でもトラブルが続いており、私が間に入らなくちゃ…という妙な責任感と、残業で帰りが遅くなったことを、何か勘違いした親によって責められたり(多分当時は親も気が滅入っていて親も冷静な判断ができなかった。)本当に精神的に参っちゃうんじゃないかと思いましたが、ここで鬱病とか診断されて休職、自宅療養とかにでもなったら今度こそ本当に気が狂ってしまう!と思い、自分の健康を第一に考えた結果、転職と同時に実家を出ることにしました。おかげで、病院のお世話になることもなく何とか精神的に持ち直すこともできましたが、あの時上司に言われた言葉はまだ当分忘れることができなさそうです。

どうか被害者の方が偏見や中傷にさらされることがありませんよう。

回復を心よりお祈りしております。