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The two drops of oil

本と語学とアニメと映画、時々旅行。他にもいろいろ普段人前でしゃべり足りないことを書いてます(´-`*)

今週末読んだ本:久しぶりに満たされた気分。

ここのところ慌ただしくて、なかなか読書の時間が取れてませんでしたが、
今週は久しぶりに1日予定のない日があったので、割と集中して読むことができました。満足感!

というわけで読んだ本をざっくり振り返ります。

 1.テロルの決算 沢木耕太郎

テロルの決算 (文春文庫)

テロルの決算 (文春文庫)

 

 沢木耕太郎さんが大好きで彼のような物書きになれたらといつも思っています。
右翼に傾倒し政治家殺しというテロルをやってのけた山口二矢と、殺された社会党委員長浅沼稲次郎の軌跡をたどる。特定の立場に入れ込むことなく、ただただ事実を描いているだけなのにぐいぐい読ませるルポが秀逸です。関係者に取材して聞き取った挿話の数々も、一見出来すぎた物語と錯覚してしまう作品にリアリティを添えています。

 

2.純粋理性批判 カント

純粋理性批判 上 (岩波文庫 青 625-3)

純粋理性批判 上 (岩波文庫 青 625-3)

 

 前々から少しずつ読んでいたものをようやく読破。『啓蒙とは何か』で、人間が未成年の状態を抜け出すためには他人の指示を仰がずに自分の理性を行使したまえというこが述べられていましたが、理性がこんなに奥深いとなると使いこなすのは大変そうです。(笑)

 

3.ルー・ガルー 上・下巻 京極夏彦

 

分冊文庫版 ルー=ガルー《忌避すべき狼》(上) (講談社文庫)

分冊文庫版 ルー=ガルー《忌避すべき狼》(上) (講談社文庫)

 

 

分冊文庫版 ルー=ガルー《忌避すべき狼》(下) (講談社文庫)

分冊文庫版 ルー=ガルー《忌避すべき狼》(下) (講談社文庫)

 

 超管理社会で起きる連続殺人事件とそれに巻き込まれる子供たち。PSYCHO-PASS好きな私としては面白かったです。読みながらProduction I.G.でアニメ映画化とかされたらいいのに、って思ったらとっくにされていたという(笑)
この物語の中で子供たちはモニターを通じて学習して、学校のような所へはほとんど行かないのですが、近いうちに通信制高校とかが当たり前に選択される時代がやってきてこんな未来に徐々に移行してくのでは?と思った。

 

4.市民政府論 ロック

市民政府論 (1968年) (岩波文庫)

市民政府論 (1968年) (岩波文庫)

 

 最近は自分の中で社会契約論ブームが起きているので、とても楽しく読みました。ホッブスほど悲観的でないがルソーほど理想主義でもなくとても現実的でとても受け入れやすいことをいっているなぁ。実際、権力の分立とか今まで続いてるしね。あの時代にこれ読んだら革命だって起こしたくなるやろな。

 

5.蛍・納屋を焼く・その他の短編

螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)

螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)

 

 村上春樹の短編読むのは初めてでした。こちら↓のブログに影響されて。

shiomilp.hateblo.jp

蛍はノルウェイの森まんまなんだけど、短くても世界観完成されてるし、納屋を焼くはフィッツジェラルド的なようなカポーティ的な感じで、その他の短編たちも見事なまでに村上春樹ワールドでした。個人的には村上春樹、短編の方が好きかもしれないと思ったので、他の短編もこれから読みたいと思います!

 

このくらい読むと、まぁまぁいい気分で週末を終えられます(笑)

今は村上春樹『風の歌を聞け』、宇野千代『倖せを求めて生きる』、カズオ・イシグロ『忘れられた巨人』などなど読んでいます。では。